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写楽の役者絵約5400万円

asahi.com・引用

パリで16日にあった浮世絵のオークションで、東洲斎写楽の役者絵「嵐竜蔵(あらし・りゅうぞう)の金貸(かねかし)石部金吉(いしべ・きんきち)」が、39万6千ユーロ(約5400万円)で落札された。AFP通信は写楽の作品では史上最高額と伝えている。
写楽は1794~95年の約10カ月間に140点余りの浮世絵を発表、こつぜんと姿を消したことで知られる。「嵐竜蔵」は歌舞伎に登場する強欲な金貸し役を描いた作品。
このオークションには他に喜多川歌麿、歌川広重らの浮世絵も出品された。

一枚約5400万円ですか、ん~、やはり世の中とてつもない金持ちがいるもんです。
嵐竜蔵「金貸石部金吉」は、東洲斎写楽の代表作品
こういうものです<うちにある複製(木版刷)>



舞台役者を題材にしたものを「役者絵」というが、浮世絵のなかでも「役者絵」は殆ど売れないんですよね。
一般受けしないんです。

ところで、今使われている「石部金吉(いしべきんきち)」とは、
「まるで石や金でできているようだというところからきている。
きまじめで男女の機微にうとい人をからかうときに使われる」であるが、
何故、「金貸し」がいつのまに現在使われているような意味に変化したのだろうか?

推測するより、「金貸石部金吉」を見れば解るのかもしれないが、いまだに歌舞伎なるものを見に行ったことは無いのである。

石部金吉(いしべきんきち)、今でも使う(言う)人いるのかしらん。
「あー、あの人、石部金吉だでいかんわー」ってね。